初めての方はこちらからお読みください。
このページでは、
九階級の天使ー上級三隊「座天使オファニム」
について紹介します。
上級三隊とは?
まずは、上級三隊とは?についてです。
天使の階層が9階層に分かれて、
それを3つの区切りでまとめて、
「上級」「中級」「下級」で
それぞれ3隊入ります。
その最上位が「上級三隊」
というわけです。
熾天使セラフィム・智天使ケルビム・座天使オファニムからなる三隊で、神のもっとも近くに位置する天使です。
また三隊は非常に類似点の多い存在です。
それは神がエノクに語った言葉の中に説明されています。
「私は石から大きな火を起こし、その火から全ての、体のない軍勢と星の軍勢、
ケルビム、セラピム、オパニムを造った。
これら全ては、火から生じさせたのである。」
世に言う「エノク書」ですね。
セフィロトの樹の「オファニムの部屋」の役割
カバラ秘教の「セフィロトの樹」は11個のセフィラという球体と22個のパスという茎で形成されています。
そのうちの9個のセフィラが神に近い存在の天使が担当し、
対応しています。
ここでは一つづつ各担当の部屋の役割について説明しています。
今回は、座天使オファニムです。
座天使オファニムは、神が座る椅子に仕える権利を持っていて、
「大きな車輪」もしくは、「多くの目を持つ」と言われています。
残された文章には「その形は熾れる火のごとく、松明のごとし」と説明され、
時には、「燃え上がる炭」と表現されています。
土星の影響を受けることで、座天使のエネルギーには「不幸な災い」の特性が
加わります。厳格と義務感が付帯するため次々に、難題を投げかけ、人間を苦し
めるような事態を招きます。
これは人生において試練はつきものであり、
人間は数々の苦難を、克服しなけ
ればならないと教えているのです。
しかし、
それは思い悩むことで、心の奥に潜む真の
感情に目覚め、さらに輝く人として、
成長するためのレッスンなのです。
オファニムの部屋は、
カバラ秘教の「セフィロトの樹」の第三番目のビナー(理解)
に対応しています。
「天界の父」であるコクマーに対し、ビナーは「大いなる母」を意味していて、
女性原理と結びつき、受動的に反映する知性を特質とします。
ビナーは、理知、伝統、深い考察をあわらしています。
座天使オファニム
この項目では座天使オファニムについてまとめました。
水の精霊を従えた、大地や物質を作り上げています。
地球上では、太古の液体
要素(マグマ・温泉・石油など)として現れます。
「神の玉座を運ぶ尊厳と正義の天使」または、「意思の支配者」とされるオファ
ニム、別名トロウンズ、もしくは車輪の意味を持つ、ガルガリンと呼ばれます。
この場合の車輪とは、緑柱色に輝き、または炎と燃え、
多くの目を持つ者とされ、これらのことから、
「火輪」がシンボルになっています。
神の玉座を運ぶ役目を持つ者としては、智天使も同じような表現で、古代では
混同していた記述もあるのですが、最近は混同を避けるために、智天使は役職上
の神の玉座を運ぶ者であり、座天使は戦車などの実践上の役目を果たしていると
いう解釈になっています。
座天使の指揮官はザツキエキル、ザドキエル、
ラジエルもしくはラファエルとされています。
この他の九階級の天使
この他の九階級の天使は、
それぞれこちらのページをご覧ください。
合わせてお読みください。
まとめ
九階級の天使ー上級三隊「座天使オファニム」
についてまとめました。
「セフィロトの樹」の第3番目のビナーに対応しています。
上級三隊と呼ばれる最上位の天使は、役割が重複したり、同じような印象が
あったりします。
参考にしてください。
コメント